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復讐譚二編
2011年03月05日 (土) | 編集 |
闇の顔
横山御大の現代モノ

横山光輝「文庫版 闇の顔」

本日は、横山御大の現代モノをご紹介
短篇集「闇の顔」です

表題作は、

謎の暴漢に兄を殺害された主人公が、
その事件を追うが、悪漢たちに攫われ、土葬用の地下室に閉じ込められる
暗闇の中、必死にもがき続け、
何とか脱出したものの、髪は真っ白になり、顔は老人のように変貌して・・・

その後主人公は復讐に乗り出す訳ですが、
なんつーかどっかで見たような話ですよね

細部は異なりますが、
江戸川乱歩「白髪鬼」に似てるというか

と思ったら、

白髪鬼

「文庫版 白髪鬼」

なんてのもあったり

この二作、
「闇の顔」1969年
「白髪鬼」1970年

オマージュ描いてから本編描くとか、なんとも面白い状況に

この「白髪鬼」

元々は
マリー・コレリ「ヴェンデッタ」という復讐譚で、
それを黒岩涙香「白髪鬼」として翻案
それを更に翻案したのが乱歩版「白髪鬼」という・・・

復讐譚は、いつの時代も大衆に好まれるモンですね
店主は乱歩版しか読んでないんですけど

横山御大版「白髪鬼」は、
乱歩版のコミカライズとは言え、ちょいとエグ目なネタはカットされてます
毒婦・瑠璃子の出産ネタとか

それとラストも
乱歩版はそもそも獄中の告白ですからね
その辺、涙香版に近いんでしょうか?

まぁ、少年誌掲載だからしょうがないか

こちらの短篇集2冊、
他の短編もなかなか面白くてオススメ

特に「闇の顔」収録の「偏愛」が、意外な展開で店主プッシュ
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